おんだ祭り その4

儀式も無事終わり、帰ってゆく人々と共に境内が少し空いてきたので
ちゃんとお参りをし、少し散策してみることに。

この飛鳥坐神社は縁結び、子宝、安産祈願などはもちろん
「生む」ということでモノ造りやクリエイターにも向いているのだとか。
 
 
ぷらぷら歩いてあると聞いている陰陽石などがないか探していると…
 
翁が竹を杖にしてフラフラと階段から降りてきます。
「疲れてるのか…w」と思ったとたん、スクッ立ち上がり竹を振り回す振り回す!

↑ちょっとカッコイイ翁
 
 
そしてその後にお多福、天狗もやってきます。
どうやら境内を練り歩いているようです。

 
 
「さっき叩かれ損ねたから、次こそ叩かれる!」と勢いづきます。
でもビビってるし再びスカ喰らいたくないので、
写真撮っている人として近づきます。小心者ですね。はい。
 
細い通りにいた女の子たちがどんどん叩かれてゆきます

うおおおおお、近い、こえええええwwwww
とカメラを構えてると

正面から受けて膝をおもいっきし叩かれました…
 
「いてえええ!うおわうおおおおおお」
ここに入るとは思わんかった…。(というかまたスルーされると思っていた)
膝がガクガクする…
でも一応当初の目的は達成されたぞ…!
 
 
その後も境内を一人ぷらぷらしてたんですが
儀式後にだいぶ減ったと思っていた人がまだ結構境内にいたので
思うようにまわれず陰陽石も確認できませんでした。しょんぼり
帰ろう。
 
もと来た道を辿って入り口の鳥居に向かいます。
ん?

あの…人だかり…は?
 
 
どうやら下で竹を持った奴らが待ち構えているもよう。
境内より盛り上がってる感じです。
 
ヤンキーぽい動きでのっしのっし歩いて来る牛。
急に竹を振りかざします!

牛こええwww
動きが俊敏だったのでたぶん牛が一番若いと思われる。
 
皆がわいわいしてる様子を見ながら神社を後にします。

お多福がすごかった…
ダッシュして勢いつけて叩いてたよ!ひーーー
でもお年寄りやこどもにはペンペンやるくらいで優しいのでした。
 
 
 
 
帰る道中にあったあらもん屋。

おでんや粕汁を店先で販売し中でも食べれるようにしています。
寒空の下やってきた参拝者やおなかを減らした若者にはうれしいところ。

 
もちろん立ち寄っておばちゃんにおでん注文。
ハンペン、じゃがいも、牛すじが乗った皿を受け取りお金をわたした瞬間
尻に違和感を感じる。
「キャー!お多福さん会いたかった!!」と誰かに手を差し出し握手をもとめるおばちゃん。
もしやと思い後ろを振り返ると…
うわあああああああ
尻の違和感はお多福が竹で尻を小突いていたからでした…。
 
おばちゃん「叩いてもらい!叩いてもらい!お多福さん早く早く!」
わたし「えええちょっまって、おでん持ってるしあわわわわ」
 
 
バチコーーーーーーーーーーン

気持よく入りました。
すごい痛い。
分厚いコートで若干カバーされたものの、痛い。
 
おばちゃん「よかったねー」とニコニコ。

 
聞いたところによるといつもはその変にまでお多福が来てくれないそう。
「あー、幸せ!私お多福さんと握手してしもた!あー幸せ!」
と何度も何度も言ってたので、この祭がいかに地元の人に愛されているかが感じ取れた。
 
火鉢の横でおでんを食べる。
横にいたお爺さんが
「昔は、もっともっとこどもがたくさん来る祭やったんや。最近はめっきり減った」
と言っていた。
たしかに数える程しかいなかったように思えた。
 
同じく店で食べていた女の子がすごい勢いでおでんをおかわりし、粕汁まで食べている。
お爺さんの言うこどもとは違うけど、何気に若いこもたくさん来ていたよ。
彼女が粕汁を食べる様子があまりにも美味しそうだったので私も注文した。
 
その後も竹を持った彼らは神社付近を厄払いのためウロウロ。
遠慮している女の子におばちゃんがお多福を指刺して
「だいじょうぶ!あの人大工さんやから!柔道してはるいい人やで」と言っていた。
どうりでいい体格なわけやな…。
ごちそうさま
 
 
 
帰ってからこの動画をみつけた

はは、こどもいっぱいいるやんw
心配することいらんよ、お爺さん。
 

近々帰りにあった地酒販売所で購入したお酒をのもう。